上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

便り



結局 一度も渓に立つ事が叶わなかった五月を埋めてくれたのは 一通のメールと写真だった
随分長く会っていないし 声も聞いてないけど 昔の友人と呼ぶ気はない
読んでる本が五年前と一緒みたいだ じゃあ多分渓に入る理由はまだ僕と一緒だ

次に会うのはどこがいいだろう 約束はまだ忘れてないですよ
呑み過ぎると「さん」が「ちゃん」に変わっちゃうあたり含めて 
良くも悪くも 僕はなんにも変わっちゃいないです


僕らが 僕らの釣りが  いつまでも変わりませんように



スポンサーサイト
05.27 (Sun) 22:22 [ 日常 ] TOP▲
野兎

久し振りに実家に顔を出したら なんかちっこいのがいる
“ どうしたの? ” と聞くと “ 捕まえたのよ ウラヤマで ” と得意気
“ どうやって? ” と聞くと “ ひょいとね 素手で ” という
“ どうすんの? ” と聞くと “ どうしよう ・ ・ ・ ” ときた

流石です 母上

幼い頃 動くものを見つけたら 兎に角何でも追っかけた
捕まえてどうするなんて目的なんかなく
それは最早 本能とかなんとか 学者先生にしかワカラナイ世界の問題なんだろうが
その先には “ これ どうすんの ・ ・ ・ ” と言う母の困り顔と
黙って父が作ってくれるゲージが 決まって待っていた

あれはどうやら遺伝のようですね 母上

そこでひとつ 少し大きくなった息子からできるアドバイスとしては
そろそろ逃がしてあげたらどうだろう 来年に向けてさ


11.24 (Wed) 15:01 [ 日常 ] TOP▲
あまやどり

体育館の軒で雨が過ぎるのを待っていると
敷地角の小樹の下で子供達が忙しく動き始めた
はて?どうしたと暫く様子を穿っていると
どうやら鳩が一羽 冷たくなっているらしい

事件現場さながらに野次馬を近づけないリーダーを残し
子供達は枝やら石やらを持って思い思いに穴を掘るが
それがなかなか難しいらしく
小さな輪は次第に広がって やがて解散の体になってしまった

現代の縮図と言えばそうか どうにも苦い

先から僕と一緒に雨宿りをしている錆びたトンボがヨコにある
鍬の代わりにガツガツと根が見えるまで地面を掘り起こして
ほとりと鳩を横たえる
大地に沿いたいか 空を仰ぎたいのか
などと問いかけ 迷いながら最初の一土に手間取っていると
背中に視線を感じてふと振り向いた

そこには先程の子供達だ
横並びに僕を見ているその手には 小さなシャベルが握られている
あぁ そうか これは ごめん
“ 後は君たちに任せていいかい? ”と聞くと 皆が一斉にうなづく

そこに墓標はない
晴れ間もまだ見えそうにないけれど
後に残された色とりどりのシャベルが眩しかった事を
君に話しておこうと思います

それとごめん もうひとつ
写真は関係あるようで無い いつかのあまやどり
たまにはいいもんだよ 雨はいつか止むしね

11.06 (Sat) 21:22 [ 日常 ] TOP▲

なつ

知らないうちに始まって あっという間に加速する
そして気がつけば ながく ゆるやかな終わりへ

夏ってのは いつもそうだ


07.25 (Sun) 13:02 [ 日常 ] TOP▲
観覧車

    出来れば 晴れた日がいい
 
   夜明けと共に渓に降りて ひとしきり竿を振ったら
   暖かくなるまで お茶でも入れてぼんやりしよう
   気持ちの良い風が吹いてくれれば 
   たくさんの山女魚なんて 贅沢は言いません  

    まだ叶わない僕の解禁日は
     たとえば そう こんな青空がいい

03.06 (Sat) 19:09 [ 日常 ] TOP▲
  
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。